2009年1月5日月曜日

情報戦か?

ガザがすごいことになっている。



North American politicians and the media say Israel "has the right to defend itself".

北アメリカ側の政治家や報道によると、イスラエルの側に立って、イスラエルは防衛する権利があるなどといっているが、しかし、ハマスのロケット弾なんてたいした被害を与えておらず、そもそもガザの封鎖自体が国際法違反であり、ガザそのものがイスラエルによる牢獄と化している状態での攻撃であるからして、正当化はできないにせよ、同情すべきものがあり、また、イスラエルが人道支援をさせないのも暴挙である、とかなりの苛立ちを示している。
 西側の報道をみると、多少の偏りはあるのものの、一応両者の立場の報道はしているが、いずれにせよ、こういう場合、自国の立場の情報発信、とくに被害状況の大量に発信しないと、情報戦で負ける。
 当事国以外の国の国民はジャーナリストを含めて、どんな紛争でも、それについてほとんど無知に等しい、と仮定して、大量の情報を発信しなければ誤った情報でもなんでも既成事実になってしまう。中立的で正義を追求するジャーナリズムなどというものは幻想だ、と考えておいた方がいい。また、そうしたことを期待するのも甘すぎる。

 それにしても、イスラエル、ガサに対する人道支援まで断絶してしまったことはイスラエルのイメージをかなり悪くしている。
 
 また、いざ紛争が起きて、一般の市民が犠牲になり、また、犠牲が増えることが目に見えていても国際社会はほぼ無力である、ことはよく見届けておくべきだ。