2009年1月10日土曜日

黒人差別を焦点にせよ!

 いろいろ英語圏記事を読んでいると、いろいろな差別があるけれど、アフリカ以外では黒人差別がかなり目立つ。

 日本では、いまだ、外国人、外国出身者は圧倒的に少ない。

 アジア人は歴史的に見慣れている。
 差別される対象として、ラティーノのがどうのこうの、とか、ロマ=ジプシーがどうのこうのとか、アイルランド人がどうのこうの、とかいうのもあるが、日本ではむしろこれらはいっしょくたに外人、外国人である。
 で、その未知な外国人、外国出身者で、かつ最も日本人に目立つのが多分ーーーアメリカ人だろうが、ジャマイカ人だろうがーーー黒人の人々である。
 現実生活で外国人を見たことが居ない人も居る日本で、黒人の人に実際であったことのない人も多いだろう。そして、未知な分だけ、差別の対象になる可能性は強い。

 そこで、黒人の人と日本人がうまくやっていければ、他の外国人は言うに及ばず、ということになるのではないか、と思う。
 しかし、身近に黒人の人々がいないのに、黒人の人を差別するな、という宣伝も実感がない。

 そこで、日本語のうまい黒人の評論家などをテレビなどマスコミに意識的に登用してはどうか?
 親近感をもたせ、いいイメージ作りになると同時に、黒人としての発言の機会も与えられることで、先住日本人との緊張緩和に貢献するのではないか?

 評論家にお笑いタレントを使うのもいいが、マスコミも多少は社会的に貢献してもらいたいものだ。

 いわゆる差別問題なんぞは非常にくだらない謬見に基づいたくだらない問題だ、と思う。
 しかし、これが社会的に非常に対立をもたらしたり、亀裂をもたらしたりするのだ。
 こうした問題は深刻化する前に、マスコミや社会的に責任のある人たちが先手、先手をうっておくことが非常に大事なことだと思う。

 関係者の方々は、是非、ご一考願いたい。