2009年1月17日土曜日

シーファー米駐日大使 お別れ会見


。具体的には、ミサイル防衛(MD)の運用で、米国へ向け発射された敵の弾道ミサイルを日本が迎撃できないというなら「米国民は同盟の価値を感じなくなる」と懸念を表明した。


これは当然だろう。

 そのうえで、MDの円滑な運用など日米同盟を強化するために「憲法九条が必ずしも改正されるべきだとは思わないが、集団的自衛権(の憲法解釈)は議論すべきだ」と語った。国際貢献については、日本の政治が停滞している間に「日本は世界から取り残される」とし、アフガニスタン問題や海賊対策での積極的な関与を求めた。産経

これももっともだ。
なお、原文
 
もっとも、ハリス氏は、
 

By pushing Japan, the Bush administration has created the unmistakable impression that contributing more to the international community means in practice contributing more to the US-Japan alliance.observing Japan

 米国が日本を説得することにはやりすぎると、それが国際貢献のためではなく、日米同盟強化のためにやっているのだ、という誤解されるだけだ、という懸念を表明している。
 ま、これもあたっているんじゃないかな?

 まあ、日本の側も、アメリカの追随だ、アメリカのポチだ、とかいう枠組みからの発想はやめて、国際社会に必要な貢献はする、日本の防衛のために必要なものする、という観点から、日米関係やら、日中関係を捉えていくべきだ。

 政局争いで、近視眼的になって、国際社会での日本という視点を忘れると、それこそ、立ち後れていってしまう。