The meaning of words and objects shifts - what is interesting is whom we allow to say what, and where
Darryl Pinckney
The Guardian, Saturday 7 February 2009
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An Englishman once told me that a golliwog was for him what a teddy bear was for Americans, an object of love, a magic creature that he didn't see as an African or a black man or connect with human beings at all. Now he can trace the image back and see what it means, but back when he was a child a golliwog was just his friend. He can remember Robertson's Golden Shred marmalade and the golliwog labels that he collected and sent off for badges. He can also remember that golliwog was a derogatory term for somebody black - but not as malicious as wog, for some reason.
あるイギリス人の言葉としてgolliwog(これどういう発音なのかね?)は、彼にとって、
1)ある時期には、人にとってテディペアのように可愛らし対象だったが、また、
2)ある時期には、肌の黒いひとに対する蔑称だった、
という。
要する、対象や言葉の意味や、連想されやすいものは時代よって異なるというわけだね。
例えば、若い黒人の人々は、自分たち同士をニガーと呼ぶそうであるが、古い世代はついていけない、という
悪い意味で使われた例などは、"What 'golliwog' means to meにある。唾を吐きかけられながら、このgolliwog!!と面と向かって叫ばれた、という人たち。
いずれにせよ、対象や言葉のコノテーションは時代や地域、世代や人によって異なる。
違う意味で使われているのに、同じ対象、同じ言葉(能記)だからといって自分の地域、自分の時代、自分の世代が使う意味と同じ意味(所記)で使っていると強弁し、相手を非難することはできない、だろう。
ある石があって、それも時代が経てば、あるいは地域が変われば、薄汚れるかもしれんし、逆に輝くかもしれんし、いったんそうなってもまた、元の石になるかもしれんし、その人の属する世代や、その人の育った環境によっても見方は異なる。
それがひとつ。
また、サッチャーの娘の発言に関しては、仮に不適切であったとしても、BBCの処遇は厳しすぎたし、私的空間での発言をとやかく言うのは危険でさえある、というものがある。
"You know, I don't think she should have been fired," he said.
"The way to deal with it is if someone says something a bit offensive in a green room and you're the producer of the show and everybody else has taken umbrage and feels uncomfortable ... you take that person on one side and say: 'Listen, you've got to understand we've got to work together and you've got watch what you say and you've got to be sensitive,' but I don't think you fire someone. I really don't."
People have thoughts which we may find abhorrent, but hounding them leads us down a dangerous road
、対象や言葉、行動の社会的意味合いが両義的なこともおおいにせよ、自分たちの観念から断定しないこと、
仮に、不適切だとしても、それに対する反応は過敏すぎないか、
なども慎重に考える必要がある。
ある部族にとってあるものがタブーの対象であるとき、それを侵犯すると部族全般がパニックになったようになる。タブーの対象というのはある時期には意味があったーーー食うとその地域時代には食中毒を犯しやすかったとかーーーが時代や地域が変われば、特に問題にするほどのことはない、注意すれば別になんでもない、ということもよくあるものである。