2009年2月17日火曜日

アメリカの保守層

 おいらは、そもそも政治というのはあまり知らんのだ。で、アメリカの政治勢力図がどうなっているとか、保守やリベラルがどんな感じなのか、ってのもよお知らん。 
 で、民主党のペロシ議員の娘が、マケインーパーリンを応援した保守層をドキュメンタリーにしたテレビ番組が放映されたらしい。

A profile of "Right America" coming up on HBO(youtube)

ググるとわりに話題になっている。保守層の一部の阿呆ぶりが暴露された。
Watching Republicans grieve
Filmmaker Alexandra Pelosi journeyed into the heart of the GOP for her new HBO documentary. She discusses what she found there: Denial, depression and a whole lot of anger.

By Mark Schone


当然、保守層は怒る。
 

'Right America': Filmmaker Uses A Distorting Lens
By Michael Leahy
Washington Post Staff Writer
Monday, February 16, 2000


"This is God's country," says a young man in Pennsylvania who's wearing a cowboy hat, adding of Obama, "He's never seen it."
アメリカは神の国だとか、オバマはオサマだとと誤信している保守やおつむが弱そうな保守に焦点をあわせているだけではないか、という意見があるが、ペロシは否定する。


Others wrongly believe Obama is a Muslim, or chant "Obama is Osama."
It's in these moments that you wonder if part of the motivation is to mock the less sophisticated McCain supporters, a notion Pelosi strongly rejects.canadian press




Some moments: There's a kid who can't even spell socialism, can't even define it, but claiming it's Obama's goal. In Concord at a NASCAR event, there's a man brought to tears by what he sees as the decline of our country, and another who proudly says he's so old school he not only wouldn't vote for a black man, he believes women shouldn't be allowed to vote.

オバマは社会主義者だ、と叫ぶから、社会主義者とはなんだ、と問い返すと、なんだかわからない、という保守やら、アメリカの退廃を憂いて涙を流すもの、黒人に投票なぞしたくない、女性は投票する権利はない、などという保守層。



What makes the film even more disturbing is that you'd probably hear much of the same stuff if Pelosi had followed the left.newobservercom

 で、この番組、もっともやっかいなのは、もし、ペロシがやったことを、同じように左翼のキャンペーンに注目してやったら、同じように、今度は左翼のアホンダラのドキュメンタリーになっていただろう、という。
 
 そういや、オバマ大統領の演説のときでもみんな国旗ふっていたなああ。やっぱあれはすごい。日本ではあんな光景は皇居の一般参賀くらいだろう。左翼は絶対にやらん。

 まあ、それはいいとして、アメリカは、まともな右翼も左翼もいて、阿呆な右翼も左翼もいて、また、それを冷ややかな目で見る人々もいる、ということだろう。そこらへんが奥の深さである。

 日本も同じなんだけどねえ。どうしても奇異な目で見たくてしょうがない、やつらがいるんだよな、といろんな英語の記事をみると、思うことが多多ある。
 
 アメリカで人種問題について活発に議論してきたアメリカ人の方々、どうか、日本でも日本語で活発な意見交換をしてもらいたい。まじめに礼をもって接すれば、日本はみなさんが思うよりずっと開かれた社会だということがわかる、と思うんだがなああ。



参考記事桜井よしこさんなんてまだまだ