2009年4月12日日曜日

See I told you so

Sunday Tangent: NPR interview with late scholar John Hope Franklin: feel the parallels

Posted by debito on April 12th, 2009
debito.org/?p=2966


センセの投稿
人種に関する黒人歴史学者についてのエコにミスとの記事を紹介し、この著名人でさえ、過去に不動産賃貸差別をうけた、というところを抜粋し、


COMMENT: These sorts of things are mostly seen nowadays as unpleasant historical anachronisms, approached and reflected upon with the attitude of “How could people do this sort of thing? What were we thinking back then?” And rightly so.

However, just try to rent as a foreigner in Japan, and get credit as a foreigner in Japan. Bonne chance. You simply are not going to resolve these situations until you make what happened to JHF illegal.


こうしたことは、いまでは過去の時代錯誤として受け取られ、また、どうしてそんなことができるんだ、昔はどんなことを思ってそうしたことをしていたのか、といった反応でもって受け止められるだろう。そしてそれは正しい。

しかしながら、日本で外国人として、部屋を借りようとしたり、借金をしようとしんてごらん。幸運を祈るよ。こうした状況を解決するには、JHFさんにおきたようなことを法的に違法化しなくてはならんのだ


可哀想に、コメントがない。勇気を出して訂正してあげる人がいないのか、それともそうしたコメントはすべてブロックしたのか。ーーーといっているうちに、一つコメントがあった。クラーク氏に対する藁人形議論である。

もちろん間違いだらけである。
1)アメリカでは現在でも黒人などに対して彼が受けたような不動産賃貸差別が,などがある。

外人賃貸差別/人種ハラスメントはやめようおよびその中のリンク参照。(つい先日もイギリスの黒人さんブロガーの体験談を紹介したね。)

2)日本でも不動産賃貸における人種差別は違法である。判例をみても明か。


このような家主による入居拒否は明らかに国籍を理由とした民族差別であり、決して放置することのできない人権侵害であります。ましてや大阪では、過去にも在日韓国人であることを理由とする入居差別が裁判になっており、1993年6月、入居差別が人権侵害であり、違法であるという原告勝訴の判決が出ているのです。

 こうしたなかで、康由美さんは、入居差別が単に自分個人の問題ではなく、普遍的に根強く残る民族差別の問題であるとして、2005年11月に提訴に踏み切りました。
在日コリアン連合


そして、


2007年03月14日
在日弁護士の入居拒否で和解=家主が謝罪、解決金100万円大阪地裁
韓国籍を理由に大阪市北区のマンションへの入居を拒否されたのは違法として、
在日韓国人2世の康由美弁護士(42)が家主と大阪市を相手に、
慰謝料など計550万円を求めた訴訟は13日、大阪地裁(青野洋士裁判長)で
家主との間で和解が成立した。市との訴訟は続く。

和解条項に「家主は韓国人であることを理由に入居を拒否した事実を認め、謝罪する」との
文言が盛り込まれ、家主が解決金100万円を支払う内容。
この日の法廷でも、家主は「ご迷惑をお掛けしました」と口頭で謝罪の意を表した。
康さん側は「全面勝利的な和解」としている。


こうして、欧米を美化して日本を蔑視する態度が一部欧米人、欧米出身者が嫌われ、日本人との対立を深める理由になっていることも自覚してほしいものだ。誤った知識を日本語ができない在日外国人に与えればかえって彼等の権利の実現を阻害していることにもなる。

在日外国人の方々におかれましては、こうした不動産賃貸差別などは深刻な問題だと思います。

「人権活動家」と言われる人でさえ、出身国の状況についてこれほどしか、意識がない。
とすれば、日本人一般がこうしたことに対して意識が薄いのは当然とも言えましょう。
そもそも外人が少ない。日本人でも家主とは限らないわけですから。
ですから、こうしたことは日本人と協力して、日本語で、訴えていかれることをおすすめします。
もっとも有道ブログによく掲載されているような、日本人ならだれしも信じないような眉唾体験談ではなく、しっかりとした、調査に基づくうったえが、効果的です。Be scientific
 であります。
日本人と問題点と合理的解決方法を協議しないでどうしようというのですか?
私が思うに、保証人の問題、言葉の問題、そして、いくつかのルール遵守の問題がクリアできれば(例 いずこも参照)、家主も他の住人もことさら外国人を毛嫌いする理由はないのではないか、と思っております。いずれにせよ、日本人とともに意識を高める活動をされることが重要と存じます。

勇気を持って欧米優越主義者や誇張や嘘やその訂正を拒絶する手法を熱烈に支持する追従者の意見には異を表し、、日本人と外国人が仲良く暮らしていける社会の建設に邁進していただけるよう、お願いする次第であります。